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 相談・捕獲・手術 

​具体的な手順の例、助成金無しで

​個人で行う場合は不要な内容もあります

【準備/チェック】

捕まえる猫の数をチェックします。

何時にどこに訪れるか、行動パターンもチェックします。

近所の人、特に餌やりをしている人が居たら上記の情報を聞きます。

​捕獲を容易にするために定期的な餌やりを開始する場合もあります。

【準備/捕獲器など】

​猫の数の捕獲ゲージを用意します。

​授乳中や室内で餌やりをしていて、捕獲が簡単な場合は移動ゲージを用意します。

​※ 単発の使用ならば、ゲージはなるべく借りる手段を探しましょう(獣医さんまたは自治体やボランティア団体に相談)

安く買える折りたたみ式は、気をつけないと扉が落ちないことがあります。

また、全長がこぶりなため奥まで入らず落ち逃げられ、警戒心を高める結果になることがあります。

【準備/連絡など】

区・市役所や保健所(自治体)に相談します。捕獲器を借りることも出来るかもしれません。

★自治体によっては事前に助成金の申請が必要な場合があります、また助成金対象の獣医/医院が規定されている場合があります★

 

​獣医さんに連絡して、費用を確認して、手術の予約可能日を確認した上で捕獲スケジュールを検討します。

​(多頭であれば捕獲後の移動手段が必要です…車の確保など)

【準備/告知など】

多頭捕獲の場合は諸理由により

捕獲をする+寄付のお願い+飼い猫は外出させないで欲しい旨などをチラシにまとめて近隣に投函すると良いでしょう。

チラシ配布が難しい場合は長めに掲示しましょう。

単体捕獲時も出来れば告知を。

餌やりしてる方を探して、捕獲器のごはんを食べやすいように、可能なら捕獲時間の前は餌を与えないようにお願いしておきましょう。

活動実績があり、自治体と連携していれば自治体と連名で告知チラシを制作することも可能でしょう。

​※ 個人の場合も○○ねこの会での制作を推奨されると思います

【準備/相談など】

一匹ではない場合は、ボラ仲間さんなどに協力を仰ぎます。

捕獲前に近所の交番にも声をかけます。

(不審者と勘違いされやすいため)

また、近所の方に出現時間や飼い猫か否かを確認を取りながら捕獲に対して理解を得ましょう。

事前の餌づけは猫の嫌いな方からクレームを受けることもあります、猫を増やさないための活動だとしっかり伝えましょう。

活動実績があれば自治体から腕章などの貸し出しが受けられるかもしれません。

捕獲前後に役所の立会いをお願いすることもあります。

​(基本的に捕獲には立会いません)

【 捕 獲 】

獣医さんに予約を入れます。

餌や、テープ、紙、新聞紙、ペットシート、カメラなどの捕獲に必要なものを用意して現地へ向かいます。

すぐに捕まえられるとは限りません。

出現しやすい場所に捕獲器/罠を置き、離れて様子を伺います。

<捕獲器設置の詳細は犯罪者に利用されないよう非公開としています>

手術済みの猫が罠に近づいてしまうようなら餌を与えて満腹にします。

他人が入れない場所であれば一晩置き続けても安心です、猫が入った場合に暴れて傷つかないように半分ほど覆っておきましょう。

捕獲したら布や新聞紙で全面を覆います。

【 手 術 】

捕獲したら獣医さんの元へ運びます。

その前に捕獲した猫の写真を撮ります。

両耳が見えるように、顔と身体が写るよう撮影します。

捕獲場所、柄や性別や年齢などの分かる情報をメモして、捕獲器に張り写真を撮ります。

ほかのボランティアや近所の方がわかるように(再度捕まえないように)耳カットをしてもらいましょう。

ピアスは外れます。

さくら猫として耳カットがある猫を地域で見守る広報活動が各地で行われて居ます。

翌日または翌々日には受け取り、同じく猫と札(両耳が見える特徴と何の処置をしたかのメモ紙)の写真を撮ったら現地に戻します。

手術していない猫は、なるべく一度に捕獲します。

​(見分けるのが大変なため、繁殖するのを防ぐため)

手術前後の写真と、手術の明細と領収書は大切に保管します。

【助成金の請求】

★自治体により申請方法や内容が異なります。

多くは、申請書と手術前後の写真(耳先カットがわかるもの等)領収書や手術証明などが必要です。

申請を受付できない月もあります、助成金は年度上限額があり必ず受けられるものではありません。

★日本動物愛護協会等々の愛護団体でも寄付による助成金制度があり、助成金やチケットを受けられる事があります。

(報 告 )【飼い主探し】

必要に応じて捕獲前と同じようにチラシで投函します。書面の内容はさまざまですが、自治体/保健所と連名の場合は保健所のチェックが必要です

​子猫を保護した場合は(シェルター)面倒を見ながら人に慣れさせ、譲渡会などで飼い主を探します。

出来れば避妊・去勢手術・ワクチンを済ませマイクロチップを入れて譲渡をしましょう。

捕獲の苦労を知っているボランティアの方が最もこれらの重要性をご存知です。

里親さんが見つかった時は、手間も費用もある程度かかりますが「うっかり逃げないよう防止柵扉の設置」が必要です。

それでも逃げ出してしまう事はありますが、かなり防ぐことが出来ます。

窓、特に網戸は開けてしまう事がありますので、柔らかい網でベランダを覆うなり、猫ストッパーをつけたり、網戸手前につっぱり棒+100円ショップワイヤーネット+結束バンドなどがあれば安心です。

少しのスキマでも猫は通れますし、脱走すると慣れない土地ゆえにさまよう事も少なくありません。

譲渡の時に飼育の注意事項を伝えてマイクロチップ登録も記載して貰いましょう。

終生飼育してくれる方を見つけましょう

・爪の切り方

・トイレに慣れるまでの注意

・多頭飼いは相性を確認するトライアル

・水やりの注意

・適切な食事量

・通院ストレスを減らすキャリー慣れ

・食事の栄養バランス

等々、必要な事は確認をしましょう。

 

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