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■何ができるの?

​実行可能なことはどこからどこまで?

【通報】

飼い猫の遺棄、つまり捨て猫は犯罪となりますが、野良猫との見分けは困難で通報もなかなか行われません。

単に野良猫を見たというだけでは通報は無意味です、保健所に連絡しても捕獲はしてくれません。

【保護】

​外で野良猫として大人になると基本的には人を警戒する猫になります。

外を知った子は外に出たがりますが、保護は可能です。保護する時は避妊去勢手術をして生涯面倒を見る事が基本です。

再び厳しい環境に投げ出しても、飼い猫は自力で生きていけない事も少なくありません(精神的ショックもあり)

室内保護しない場合は、いたずらや虐待を防ぐためには人馴れしないほうが安全です。

一方、病院へ連れて行くために素手で保護することはかなり慣れていても難しいです。環境変化で体調が悪化することもあります。

環境・TPOや猫の性格など、色々な要素があり一概にこれが良いとは言えません。

ごく稀にボランティアに押し付けようとする人がいますが、保護シェルター活動している団体だけでは保護を続けることは出来ません。

増やさない事が何よりも大切です。

​特殊な種類を除き、野生生物とはみなされません、野良猫は飼い主のいない猫とされます(鳥獣保護法よりも動物愛護法の視点寄り)

【手術】

繁殖力が高いため、放置すれば増えます。避妊・去勢手術をして元の場所へ戻す。

これでゆるやかに全体数を減らす方針を「地域猫」として自治体も広報しています。

残念ながらTNRや保護猫活動・地域猫活動は一般的な知識ではありません。

都心の猫ボランティアの居る地域は野良猫が減っています。

しかし、各地域がこの活動に取り組まなければボランティアの負担は減りません。

(地域の猫トラブルが減りません)

地域猫活動に賛同している獣医さんも様々です。

オペ後にも関わらず複数回出産が認められた先生もいれば。

何匹オペしてもみんな健康的で問題ない先生もいます。

保健所の獣医さんが学び手術してくれる地域も稀ながらあります。

​術後入院させる獣医さんもいれば、猫が落ち着くのを待ち翌日現地リリースする方もいます(リリースはボラ担当)

再度捕獲するのは大変難易度が高くなることが多いので、手術と一緒に混合ワクチンは可能な限り接種しましょう。

爪は現地リリースする時は切らないようにしましょう。

(現地以外にリリースすると遺棄として罪を問われることがあります)

触れない子はオペ時にできればノミ・マダニ駆虫薬などもご一緒に。

【相談】

公的な相談窓口は市役所や保健所(市区レベルの自治体)です。捕獲して手術しましょうと案内されるでしょう。

手術助成金や、助成対象獣医の案内もしてくれるかもしれません。

 

唯一現地で助けてくれる可能性がある……ボランティア団体/各地のねこの会 を自治体が紹介してくれるかは不明瞭です。探して直接相談しても良いでしょう。

(地域の名前+ねこの会で検索したり、近くの里親会や譲渡会を調べると見つけられるかもしれません)

ただし、相手はほとんどが有志の個人が集まった会です。無茶は言わないように気をつけましょう。

【禁忌】

ねこを虐待することは犯罪です。

飼い猫も、産まれてから対処に困っても、捨てねこは犯罪です。

​まずは猫のストレス軽減のためにも避妊・去勢手術をしましょう。

​犯罪ではありませんが、のらねこにエサをあげる時は置き去りは厳禁です。猫の病気の元にもなりかねませんし、色々な生物が集まってきます。

【費用】

仔猫は複数回のワクチン接種やマイクロチップが推奨され、三万円以上の費用が見込まれます。譲渡会をしているボランティアさんは飼い主になる方にその負担を依頼する等の対応をしています。

​大人の猫はオスで四千円程度から、メスで五千円程度から、ワクチンで+千円ほど。

地域猫活動に未対応の場合は大人猫の手術で15000~35000円するのは普通です。

費用は獣医さんにより異なります。

【その他】

臭いを消したり(バクテリンという商品が効きますが黒ずみます)

猫よけを置いたり(水ボトルは無効かもしれません、超音波が少し効くようですが、やわらかネットで覆うことが有効です)

ネコトイレを設置するほうが尿や糞の処理は簡単です(砂場や屋根下へ紙砂を設置)乾燥しやすい砂や猫砂のほうが臭いが低減します。雨が降る前にスコップで回収しましょう。

少量でも土があればトイレにされる可能性がありますし、コンクリート上も使うことがあります。

​手術済みのノラネコには餌をあげたほうがゴミが荒らされる事が減るようです。

 

新たな未手術の猫の流入を早期に見つけるためには定期的な餌やりは欠かせません。なかなか理解が進まないため苦情を言う人は目立つ餌やりをターゲットにしがちですが、TNRボラと協力している場合やTNRも行っている場合はむしろ「野良猫を減らしてくれている人」なのですが…。

地域の猫のエサとトイレと住まいを支援する地域猫活動は各種盛んです。

年経た猫の、看取りをする方もいらっしゃいます。

活動のほとんどは行政ではなく地域の有志やボランティアが行っています。

各自治体/保健所と連携しているボランティアさんもいます。

★寄付と贈与★

現在は各地の大小のボランティアさんの肉体的+金銭的な負担が最も大きいです。近隣の捕獲(予定・済)報告があった際には、寄付して頂くと助かります。

 

保護シェルター活動をしているボランティアさんは、必要な物品の贈与も大変助かるようです。

公益財団法人 日本動物愛護協会さんへ用途を決めて寄付することで、全国の犬猫去勢・不妊手術の助成金に主に使われます(指定寄付/殺処分低減活動

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